2015年度の新人研修一区切り

今年の新人研修期間は、2月最初からの講師育成、4月からの新人研修であった。
今年は講師育成研修と、3件の新人研修に参加させていただくことができたが、ようやく終わりが見えてきた。

2月から2ヶ月感の講師育成では、多くの方と知り合うことができ、多くの気づきと感動をいただいた。
私自身の力の至らなさから、まだまだ足りないと思う部分もあったが、与えられた条件の中で、今の私の力量で考えられることはできたように思っている。

4月の上旬にあった新入社員向けのコミュニケーション研修(IT系の会社における新人研修の一部)では、かなり詰め込みではあったが、それなりに意味のある研修を実施できたのではないかと感じている。

4月の中旬からのIT系の技術研修においては、ほぼ40日間という長期研修だが、期待される最善の結果が出たかと言えばできていないのだが、それでもそれなりの気づきを学びのある研修にはなったかと思う。

今年は初の試みとして、私が直接参加しない研修の講師におけるサポートという、新人研修への参加もあった。
現場で講師をしていただける方に対して、私の講師スキルをお伝えする研修を実施した後に現場に行っていただき、その後、毎日の研修においてアドバイスをさせていただく形でのサポートである。
なかなか全てを伝える、コントロールをする、というのは難しく、現場の講師の方に多くを委ねる形ではあったが、初めての体験というのはいろんなことを教えてくれている。

それぞれに手ごたえは会ったとはいえ、やはり反省すべき点、より工夫すべき点はたくさんある。
今後に向けて1つ1つを検証し改善すべき点を洗い出し、可能性を考えていく必要がある。

とはいえ、とりあえずは、ここまでの研修シーズンをなんとか乗り切ることができたことを、研修を受けてくださった各クライアントの人事担当の方、仕事を紹介してくださった研修会社の方、受けてくださった受講生の方、なんとかここまで来られた運と縁に感謝したい。

これからはまた各種の営業にまわることになる。

研修講師としては厳しい時期が始まる。
だが、教育を取り巻く空気がこれまでとは変わりつつあることを肌で感じる。

経営者向けの雑誌において「教えないで教える研修」について書かせていただいたこと。
http://www.seiwakai.com/senkenback/20150401.html

今までの技術研修の限界を感じ、「とんがった研修」という形で依頼をしてきていただいたクライアント様が折られたこと。

新入社員につくメンターに対してのコーチング研修の依頼があったこと。

これらから「これまでとは違う、人の力を引き出す教育を求めている人が増えている」という感じを強く持つ。
恐らく数年のうちに、教える教育から育てる教育への大きな転換点が来るだろうと思う。

その流れを引き起こすための活動をこれからも続けていきたい。
そのためには、きちんと話せるだけの理論と実績を私が積み上げていくことが一つの方法であるのは間違いない。

がんばっていきたい。

コメントを残す