言葉のストック

ブログを書いていると、いろんなことを考え、それを表現する言葉を考える。

研修をしていると、いろんなことを考え、それを表現する言葉を考える。

ときどきではあるが、自分でも「あ、こういうことだったんだ」というのを自分の言葉から気付くことがある。
考えていく中で言葉ができ、その言葉により自分の理解が確かになる感覚である。

自分の理解を進めてくれた言葉は、人に話す際にも使える言葉となる。
なんとなくできている、というのもスキルである。

だが、それが「なんとなくできている」であるうちは人に伝えることが難しい。

スキルを人に伝えられるようになるには言葉で表す「言語化」が欠かせない。

「なんとなく」が明確な「言語」で表現されることで、さらに理解が進むことも多い。

言語化が成されたときの「スッキリした」という感覚を味わったことがある人も多いだろう。
言語化するために必要なことは2つある。

一つは、言語化できるところまでスキル化、もしくは論理的に組み立てられていること。
もう一つは、言語化しようとすることである。

言語化できる内容を持つことと、言語化する作業をすること、となるだろうか。
そのようにして言語化された言葉をたくさんストックしておけば、人に伝える時に使える言葉が増えていく。
そうすれば、伝えられることが増えていく。
多くのことを考え、実証してスキルとし、理論としてまとめ、言語化してたくさんためておくこと。
これが人に伝えていくために必要なことなのだろう。

言語化した言葉により縛られてしまうという危険性があることには注意が必要である。
だが、それはきちんと認識していればよいことだ。
本質を忘れなければすむ。

これからも、より多くのスキルをまとめ、言語化して自由に使えるようにしていきたい。

このブログもその作業の一環である。

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