ウガンダからの手紙

先日、ブログにウガンダで研修事業を立ち上げている方からコメントをいただいた。

研修の作り方において、このブログや「新人研修物語」を参考にしていただいている、とのことであった。

その方とは、ブログに返信させていただき、メールのやりとりをして、スカイプでお話をさせていただいた。

ウガンダの現状、教育の問題など多くのお話を聞きながら、私の経験から提案できることをお伝えさせていただいたのだが、とてもとても楽しい経験であった。

正直、ウガンダという国も、アフリカの現状も私はよくは知らない。
ニュースで流れていることぐらいはおおよそ知ってはいるが、現地で感じることとは違うであろう。
だから、その中にいる方から、現地の状況をうかがうことはとても楽しい。

研修の仕事にはわくわくがある。

新人研修では、終わって現場に行く時に、この新入社員の人達がどれぐらい成長してくれているか、とドキドキするし、わくわくする。

講師育成研修を始めるときには、どれだけたくさんの仲間が作れるか、講師という仕事の楽しさを伝えられるかに、わくわくする。

そして、今回は、著名なコンサルティング会社におられた方から興味を持っていただけたことと、ウガンダという国が発展する一助を担えるかもしれない可能性にわくわくした。

教育というのは素晴らしいものだ。
人と組織、そして国までも良い方向に向かわせることができる可能性を持っている。

自分の仕事にもそうであるが、ウガンダで奮闘している方のためにも、より学びたい。
より学んで、より良い学びの場を提供できるように、またそのノウハウも提供できるようになりたい。
自分のしていることが、人の、組織の、国の成長に役に立つかもしれない。

なんと素晴らしいことではないか。
日本でも、国外でも、まだまだ参加型、グループワーク型の学びの形を知らないところは多い。
今まで何度も研修を受けてきているはずの方でさえ、こんな研修は初めて、と言われたりすることがある。

もっともっと知ってもらいたい。

洗脳などの手段に頼らなくても、意識を変革できる方法があることを。
意識を変革し、内的モチベーションとして継続できる方法があることを。
教えるよりも、効果的に学んでもらう方法があることを。
そして、定着させるための効果的な手順もあることを。
これからもさまざまな研修に携わり、経験を積み、知ってもらうことを続けていきたい。

2件のコメント

  1. 早速、記載頂き、ありがとうございます!!
    お忙しい中、ホントにありがとうございました!!!

    長谷川さんのような研修をここウガンダでも提供できるよう、もっと場数を踏んで向上していきたいと思います!!

    今後とも宜しくお願い致します。

    伊藤

  2. 伊藤様
    とても楽しい時間でした(^^
    それに仕事の確保に四苦八苦しているので、残念なことにそんなに忙しくもなく、いろんなことを考えることができました。
    私にとっても、普段「あたりまえ」と考えていることに対して、あらためて日本や企業の文化が下敷きにあるんだな、ということに気づけたり、その他にもいろいろ収穫があるセッションでした。

    年末、年始にお目にかかるときには、研修講師としての「コア」な部分についてお話ができるといいですね。
    本質がおさえられていれば、いくらでも応用が利く、というのはどんな分野でも同じ事だと思います。
    私の感じている「コア」をぜひお伝えできるように整理しておきます。

    そして、それを活かして、ぜひ「長谷川のような」ではなく「伊藤さんの研修」を作り上げていってください。

    講師はみな違わなければいけません。
    なぜなら元々持っているものが違うからです。
    私には私の形、伊藤さんには伊藤さんの形があるはずです。

    だから、ベースにある本質が同じなら、講師の形に囚われる必要はありません。
    逆に囚われてはいけません。
    形に囚われずに本質から広げていくことができれば、伊藤さんのこれまでの経験が大きなアドバンテージになっていくでしょう。
    そうなったときには、私が教えを請いたいこともたくさん出てくるはずです。

    場数と試行錯誤の中から、伊藤さんらしい研修の形ができていくことを願っています。

コメントを残す