ほぼ座学なしの研修に切り替えてから5日ほどたった。
受講生の様子といえば、こちらが驚くぐらいの勢いで学んでくれている。
おそらく細かく見れば、伝えなければ、と私が考えることの幾つかは抜けているだろう。
だが、眠気を我慢する座学ではもっと多くのものが抜け落ちてしまっていることだろう。
その抜けているものについては、学習の様子を観察し、抜けているものがあれば、少しだけアドバイスをすれば良いのだ。
私が全体の時間配分を間違えてしまっている部分があり、期待ほどの成果は出ていないがこれからの時間でリカバリーはできるだろう。
学習を任せているスタイルに私の方が慣れていないのだが、演習よりもテキストなどによる学問に集中している傾向があるので、それの是正が課題である。
31日の日程で、38日のコース以上のことをやろうとしているのだから、私ももっと気をつけて運営をしなければならない。
本質的に必要なことを見極め、内容に軽重をつけ、自主性を重んじ、できるだけ話をせずに、最大の効果を目指す。
これが今年の私の研修である。
鍵は、私がきちんと判断することと、受講生のことを信じ切ることであろう。
観察をし、たまにアドバイスをしながら、成果を引き出していきたい。