共育 – 教える事は最大の学び

金・土・日と研修の3連チャンが終わった。
全て違う種類の研修である。

実際には金曜日の研修は月曜日からずっと少しずつ実施していたので、1週間で3種類の研修を実施したことになる。

私の研修がオーダーメイドで毎回カリキュラムを考えるからなのだろうが、研修を実施するために一生懸命考えて工夫しながら実施し、会場で受講者からのフィードバックをいただく中で、いろいろなことがクリアになっていくのを感じる。

本質がより研ぎ澄まされてシンプルになっていく感覚、と言えるのかもしれない。
本質がクリアに見えてくれば、伝え方をさらに工夫することもできるようになる。

日曜日には「伝え方」という研修を実施させていただいたのだが、実施後に受講していただいた方から「長谷川さんはどうやって勉強したんですか?」という質問をいただいた。

ラグビースクールのコーチ講習でもさまざまなことを教えてもらった。
本もたくさん読んだし、ネットでも多くのことを知った。

だが、本当に身についた、と思えるのはそこではない。

私の場合、グラウンドで子供と接すること、さまざまな種類の研修を実施するために毎回工夫して実施することが、成長の糧になっている。
教える事が最大の学び、とよく研修の中で話しているのだが、それはまさに私の実感なのである。

たくさんの種類の研修を、数多く実施することで、私にも多くの学びが蓄積されていく。
自分で実施すれば、それは知っているだけの知識ではなく、理解してできることにもなっていく。
受講者の方からいただく質問を含むフィードバックも多くのヒントを与えてくれるし、それに回答するときに気づきがあることも驚くぐらい多い。
グループワークを自分でする機会はあまりないのだが、受講者とのセッションの中に私のグループワークと気づきの種があるのだ。

来年新人研修をさせていただく研修会社では「教育」ではなく「共育」という言葉を使っているが、それをもっともよく理解しているのが私なのではないかと、勝手に思っている。
私にとって「共育」は目的でも目標でもなく、講師を始めてからずっと感じている実感なのだ。

1月から始まる講師育成研修の中にも、4月から始まる新人研修の中にも、私の成長の種が数多く埋まっていることだろう。
それをどれだけ掘り起こせるか。
貪欲に学びに行きたい。

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