先日、同じようにコーチングを利用してチームビルディングなどの業務を行っている方とお話をさせていただいた。
その方は1~3日程度の研修をされているということで、私のように2ヶ月から6ヶ月程度の長期の研修は実施されていないとのことであった。
それをうかがって、改めて、長期の研修でコーチングの威力を目の当たりにできる仕事ができていることを「恵まれているのだな」と感じることができた。
私も1日から3日程度の短期の研修を行うことがある。そのような研修では意識を変えてもらうことはできても、定着まで見届けることができないことがほとんどである。
しかし、2ヶ月もあれば、学んだことが行動として定着するところまで見届けることができる。
これは、教育事業に携わるものとしては、自分の仕事の成果を確認することができるということであり、さまざまなフィードバックをもらえることにもつながる。
このような仕事をしていられることは、とても恵まれているのだな、と感じることができるのだ。
コーチングとは待つことだ、と私は学んだ。
学んだが、仕事で研修などをしているとどうしても終了までに成果を求めたくなってしまう。
そのために、できるだけ効率のよい方法を模索することになるのだが、短期の研修では、すべてにおいて成果を上げる、というのが難しいことである。
待つことと、成果を望むことの狭間で悩むか、もしくは割り切ってしまうことになるのだろうが、長期の研修であれば、待てる時間が多くなる。
これも、理想とするコーチングを目指す中でとても有利なことであるのは間違いない。
これからも受講生の方とできるだけ長い時間絡むことができるような、待つことができ、成果を期待できるような研修を続けていきたいものである。