言葉という道具

先日、子育てに関する家庭内コーチングに関する講演を聴く機会があった。

2時間弱の講演だったのだが、とても楽しく聞かせていただくことができた。
内容そのものは知っていることなのだが、講師の方の話し方はとても参考になった。

同じように言葉を道具として使う者として、さまざまな使い方、技術を知ることはとても有意義である。

道具であるから、誰に対して使うのか、何のために使うのか、などによって使い方を変えるのだが、さまざまな使い方を見ることで、自分が使う際の参考になるのだ。

言葉は、人を優しく包むゆりかごにも、気づきをうながす道しるべにも、優しく励ます応援歌にも、そして、心を切り裂く刃にもなる。

作家ではないので、文字になる言葉だけが対象ではなく、話し方まで含めた言葉なので、文字の言葉だけよりも心に伝わっていく言葉になるだろう。

人を活かして育てもし、傷つけて殺してしまうこともある、言葉という道具の威力を知っている者として、その道具を有効に使うためにこれからも努力をしていきたいと思う。
そして、より伝わるように話し、伝わる内容を工夫できるように工夫をしていきたい。

だが、なによりも、傷つけることに使わないでいられるように気をつけたいと思う。
言葉で切られる痛みを知っている者として。

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