できることを増やす日々

新人研修の一式が終了し、少しのんびりした日々を過ごしていた。

1月より始まった、統制は取れているが戦争のような講師育成から始まり、新しい内容に挑戦した新人研修の終わりまで、走り抜けた後、さすがに少し疲れていたので、ちょうどよい休養だった。

休養とは言っても、一日中寝て過ごしていたわけではもちろんなく、いくつかの打ち合わせ、営業の準備、ラグビー関連のイベントへの参加、そしてもちろん、カタバミとの戦いを含む庭の整備などなど、それなりに活動はしていた。

その活動の中でも、特筆すべきは3Dプリンタを入手し、3D-CADをそれなりに使えるようになったことだろう。
これまではShadeという老舗の3Dグラフィックソフトを使っていたのだが、ソリッドモデルを扱う3D-CADの方が3Dプリンタと相性がいいことを実感したので、Fusion360という、私の場合フリーで利用できる3D-CADの学習を始めた。

新しいことを学ぶのはやはりエキサイティングである。
できない時の葛藤や不安、できるようになった時の快感、ブレークスルーになる気づきなど、普段の研修で受講者が体験しているものを自分で体験できる。
このような経験は、学びの場を作る際に必ず役に立つ。

なんども3Dプリンタによる出力を失敗しつつ、いくつかの気づきと工夫により、ある程度使えるようになり、できることが増えた。

例えば、RaspberryPi用のケースを作ったり、調子が悪くなっていたドライヤーの修理用の部品を作ったり、仕様的に物足りなかった芝刈り機をちょっと改造するパーツを作ったりできるようになった。

興味がない方には、それがどうした、と言われるかもしれないが、これまで同じようなことをするために、金属を削ったり、プラスチックを切ってヤスリをかけたり、木材をくっつけていた。しかもそれは一回限りの話で、同じものを作るには、また同じ手間をかけなければならなかったことを考えると、3Dプリンタは私にとっては革命級のものである。

3Dプリンタで、ブレッドボードにRaspberryPiをくっつけるアダプタは作った。いろいろ試すのに必要な部品や資料もそろってきた。
次はRaspberryPiによるハードウェアの制御をがっつりやってみる予定である。

できることを増やすことは、自分の可能性を増やすことだ。

1つ増えれば先が広がる。

続ければ何かがある。

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