2014年の新人研修では、2013年度に引き続き、社会人基礎力がカリキュラムに組み込まれるらしい。
2013年度は、研修の中で用意されているカリキュラムよりもずっと濃い内容を実施する、というのを理解していただけたので、そのカリキュラムは実施しなかったのだが、今年は少し様子が違う。
私が担当する予定の会場で、そのカリキュラムを実施しないのは変わらないのだが、2014年度は研修に入る前に講師育成に関わることになったのだ。
講師経験の少ない方を含む全ての講師の方に、私と同じように、カリキュラムを実施しなくてもよいです、とは言えるはずもなく、どうしたら用意されているカリキュラムや資料を有効に使い、学習の効果を上げるか、というのを伝えていかなければならない。
実は、2013年度の研修の準備段階でも、講師の方に社会人基礎力研修の考え方を伝えさせていただいたりはしたのだが、決して十分と言えるものではなかった。
今年はもっと具体的にスキルを身につけていただかなければならない。
私自身も、これまでのさまざまな研修の実施の中で培ってきたさまざまなスキルを、改めてきちんと体系化することが必要になるだろう。
また、身につけてもらうための幾つかの課題を創ることにもなるに違いない。
私以外にも、講師育成に関わる講師の方もおられるのでその方々との連携も欠かせないので、多面作戦となることも必至である。
さいわい、社会人基礎力の考え方を伝えるのに半日程度しか使えなかった昨年とは違い、今年は3ヶ月弱の時間を使える。
3ヶ月弱という期間で、どれだけのことを伝えて、どれだけのことを考えていただき、どれだけの気づきを得ていただけるか、そして、私がどれだけのことを学べるか。
もちろん、講師育成なので、社会人基礎力だけではなく講師スキルも技術力も向上させていかなければならないのは、言うまでもない。
年が明けての3ヶ月弱は、私にとって新しい挑戦の期間になるだろう。
何を学び、何を創り、何を残せるか。
不安はあるが、期待の方がはるかに大きい。