信頼と責任と挑戦と。

今年も新人研修が始まった。

今年のクライアントの人事担当の方からは「好きなようにやってください」と言われている。

たまたま講師講習の際に同席させていただいた講師の方が、クライアントの会社の所属で私の情報を伝えていただいたことや、このブログなどをご覧いただいて信用していただけたので、そのように言っていただけたのだと思っている。

そのおかげで、あらかじめ決められているカリキュラムについても私の判断で実施しないことの承諾もいただき、運用や言葉づかいなどについても任せていただけることになっている。

だが、これはうきうきしていられるようなことではない。

任せていただいている、ということは、当然ながらうまくいかなかった場合の責任は私にあるということである。
カリキュラムのせいにも、研修会社のサポートのせいにもできない。
問題が発生した場合には、当然のように、私が責められるだろう。

任せていただいたことで、大きな責任を負うことになるのだ。

だが、責任が大きくなるからやりたくない、ということではない。

責任が大きくなることが分かっていても、やはりさまざまな工夫ができること、期待に応えようと努力することが楽しくてしかたない。

そんなことを考えながら4日ほど研修を進めて、5日目に、クライアントの担当の方と改めてお話をさせていただく事ができた。

その中で「技術研修に座学が必要なのか」という点に関して、「こんなことをしてみたいんですけど」と話してみたところ、「当社の社員で自由に試してみてください」と言っていただけた。

心が震える思いである。

その後には「うまくいかなかったら、ちゃんとリカバーしてくださいね」と笑いながら言われたが、当たりまえのことである。

そこまで含み、受講生によりよい成果を出してもらえるように、工夫を重ねていきたい。

当然責任は私にある。
恐くないと言えば嘘になるが、挑戦には不安がつきものである。

私の判断は「GO」である。
そうでなければ始めない。

おそらく「NO」と言っているのは、私の中の「常識」なのだろう。
それと戦い、少し殻をやぶって進歩することができるように、あと1ヶ月と少し、戦い続けることとしよう。

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