研修において、講師が好き嫌いで受講生への対応に差をつけることは許されない。
これは、当たり前である。
だが、講師とて人間であり、素直にいうことを聞いてくれる人をかわいく感じたり、言葉の使い方が合わないと感じたりする。
そのような感情を持ちながら、すべての人に同じように接するのはかなり大変である。
仕事で、相性の悪い上司やクライアントがいた場合と同じようなものだろう。
とはいえ、最近ではあまり悩まないようになってきた。
理由は簡単で、みんなを好きになるからだ。
そんなことはあり得ない、と言われるかもしれないが、コツがある。
一人一人の良いところを一生懸命に探すのだ。
見つかったとたん、相手を好きになること、もしくは、嫌いな加減が和らぐこと、請け合いである。
もしも見つからなかったらどうするか。
簡単なことだ。
見つかるまで探し続ければいい。