憶えるのではなく、習うのでもなく、創りあげる。

私の研修では、講師の言葉を書き残すことはほとんど求めない。

憶えるような内容であれば、本でも読んで憶えるほうがいい。

私の研修では、説明も非常に少ない。

だから、私から習おうとしても、そこにはたいした内容がないし、答えもない。

私の研修では、グループワークが非常に多い。

その中で自分たちの答えを作り上げることが学びにつながる。

グループワークの課題は、学んでもらいたことに気づけるように構成してあるので、多くの人がこちらが期待する答え、もしくはそれに近いものを作り上げてくれる。
これが、私のまず期待するレベルの学びである。

ただ、たまに、私の想定していなかった、素晴らしい発想をしてくるグループがある。

そういうグループは、作る、のではなくて、創ったんだろうと思う。

その創られたものからは、私も多くの学びをもらうことができるし、それが本当の学びなのだろうと思う。

創られた学びを得るためには、自由な発想をする練習をし、受講生の持っている枠を、可能な限り外しておくことが重要である。

お膳立てをし、機会を作ることが、学びを創ることにつながる。

それを信じることが、待てる研修につながるのだろう。

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