感じる心

エンジェル・ハートというアニメを見た。

たぶん、初めてではない。
前にも見たことがあると思うし、コミックスも読んだことがある。

だが、今回、見てみたら、涙が止まらない。

Twitterにもつぶやいたのだが、一つのセリフ、一つのシーンに心が揺すぶられて涙があふれてしまう。

このアニメ、テーマが、孤独と慈しみと愛、ではないかと思う。

以前にどう思って見たのかは覚えていないが、なぜか今回は、はまってしまったようだ。

ドラマなんかを見ての感動は、共感から生まれる。
そのシーン、そのセリフに込められた、想いが、自分の経験と重なるときに、強い共感となり、心を揺すぶられる。

歳をとったのかもしれない。

重ねてきた年月の中で経験したことが、思い起こされて、気持ちが心の中で形を成す。

歳をとると涙もろくなる、というが、それは我慢できなくなるから、ではない。

重ねられる経験が多くなるから、多くのことに共感し、涙腺が緩むことが増えるのだろう。

昔は想像で泣いたが、今は経験と重ねて泣いている。
想像で泣くときの涙は軽い。
経験で泣くときの涙は遅い。
そして、経験で泣くときの涙は、胸が痛い。

今日はアニメを見ながらそんなことを思ってしまった。

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