新人研修以外の研修

私の実施する研修ではコーチングを軸にしている。

個人に対して質問をするのが主体のメンタルコーチングとは違い、スポーツにも適用されるスキルコーチングをベースとしているために、チームビルディングなどにもより効果的に適用できるようになっている。

コミュニケーションスキル、考えるスキル、チームスキルなどを育てていくことで、個人の成長を促すとともに、チームの成長も促すことができる。

このようなスキルコーチングを用いることで、さまざまな研修が可能になる。

今回はどのような研修が可能なのかをいくつか紹介してみたい。

【管理職研修】
講師として使っているスキルコーチングでは、チームスポーツで必要とされるチームビルディングのスキルも含みます。
実際に新人研修などでは、学生意識が残り、個人の成績を競ってきた受講生に向けて、チームでの活動を行うためのさまざまなスキルを伝えています。
同じ技術が組織内のチームをまとめるためにも非常に有効です。
実際に私がビジネスの現場でチームを持つときにも、まったく所属の違うチームメンバーが自発的に改善提案をしてくるようなチームを作ることができる、という実績があります。

その管理職研修も一般的な話ではなく、あくまでも受講される方の現場を題材にして、実践的な対応方法を学ぶようになっていますので「話は分かったんだけど、実際に適用するのが難しい」などということはありません。

このような研修が実施できるのは、コーチングスキルに含まれる「観察」と「分析」スキルに自信があるからです。

【OJTトレーニング研修】
OJTと呼ばれる、通常の仕事をしながらさまざまな知識、技術を学ぶ学び方があります。
しかし、実際はOJTといいつつ、現場の雑用をするだけ、というようなパターンが多いのではないかと思います。
これはOJTの現場で「どのように育てるか」ということが、現場の技術者や管理者に理解されていないからだと思います。
貴重な人材をできるだけ早く有効な人材にするためにできることがたくさんあります。

モチベーションを維持し高めることをキーワードに、効率の良いOJTでの成長を図るためのスキルをお伝えします。

【コミュニケーション研修】
プロジェクトマネージャにはコミュニケーションスキルが必要、というのは周知の事実になっています。
ICT業界の専門誌にも「コミュニケーション講座」のようなものが掲載されていることからも、その重要性が分かります。
しかし、コミュニケーションスキルの習得には効果的な訓練が欠かせません。
当社では講師をする際に使っているコミュニケーションスキルを、効果的に学んでいただくためのスキルを使ってお伝えします。

実践的な訓練を通して、お題目だけではなく、実際に身につく研修を実施しています。

【技術研修】
モチベーションを高めつつ自発的な学習を行わせる、というのがスキルコーチングの基本です。
技術研修では、講師が説明し受講生がそれを聞く、という形がよくあるものです。
ですが、聞くだけであれば本などの資料を渡すだけの方がずっと効率がよいものです。
そのうちに聞いているだけに飽きてしまい、眠くなる、というのは多くの方が体験されていることと思います。

コーチングを適用した私の技術研修では、受講生は眠くなることはありません。
一日のおしまいには「もう時間?」という反応が見られることも少なくありません。
一日が終わったときの手応えに驚いた、という声もいただきます。

学ぶ課題を理解してる技術者的な視点と、教えるためのコーチングスキルの融合が、退屈ではない効果的な技術研修を実現します。

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