基本に忠実に

私自身は昔からゲームが好きであり、中毒と言うほどではないが、8ビットパソコンの時代からゲームには慣れ親しんできており、今でも楽しんでいる。

日本で人気の出るゲームの要素として次のようなものがあると考えている。

・社会性
友人とメッセージを交換したり、パーティーを組んで共に戦ったり、対戦したりすることを指す。

・育成
やっているうちに経験値の積み重ねにより強くなる。レベルアップの要素である。

・コレクション
私には特に顕著であるのだが、集めることややりきることに価値を見いだす。コンプリートに価値がある。

・習熟
テトリスやぷよぷよなどの反射神経系のパズルゲームの人気は高い。習熟によりスキルが上がっていくのが重要である。

・ギャンブル性
しばらく前に話題になった「ガチャ」である。偶然が作用する、もしくは、しているように見えることで射幸心を煽ってくれる。

・中断可能
移動中にタブレットやスマホで楽しむゲームが増えてきて、いつでも中断できることが重要になってきた。

パズドラ(パズル & ドラゴンズ)というゲームが人気である、という話を聞いて、やってみることにした。
やってみたい、というのと、どんなものか見ておきたい、という二つの気持ちが混じって始めたのだが、始めてから思ったのは、よく考えて設計されているゲームである、という事である。

先にあげた、社会性、育成、コレクション、習熟、ギャンブル性、中断可能がすべて含まれた上で、課金しなくても十分楽しめる難易度でしばらく楽しめて、慣れた頃に課金したくなるような絶妙な難易度が設定されている。
また、課金も必要な条件ではなく、無理をして課金する必要もなく、時間をかければクリアもできるようである。
さらに、社会性があるとは言っても、それが何かを強制する(パーティーに参加しなければならないなど)わけではなく、ゆるくつながったまま進められるのだ。
途中で中断もできるし、周りが見えなくなるほどの集中も不要である。

世の中には、やってみなければ分からない、実感できないことが多いが、このパズドラもそうだった。

やはり何事も基本が大切なのだ。
新しいもののように見えても、今までの経験と知識を上手に組み合わせたものであることがよく分かった。

とりあえず、副作用としては、未だに辞められずにぼちぼち続けていることであるのだが、緩いコミュニケーションを楽しみながら、合間にやる分にはちょうどいいかな、と思っている。

以上、パズドラをやってる言い訳でした。

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