今年の新人研修も、終了報告会を終え、無事に完了となった。
成功か、失敗か、と聞かれれば、成功だとは思え、手応えもあったのだが、本当に結果が出て評価をされるのは、新入社員の方々が現場に出てからのことになる。
仕事として研修を行う以上、費用を負担するクライアントの意向は絶対である。
そのため、私の基準でどんなに「成果が上がった」と判断しても、現場で評価されなければ意味がない。
なので、クライアントの意向を重視した上で、プロの講師として自分の信じることを行うスタンスでいるのだが、今回は、私の考えている方針に全面的にコミットしていただくことができた。
事前に打ち合わせで、クライアントの担当者の方と、目指している方向が同じであることは感じられたので、妥協することなく研修を実施できた。
私の目指す結果は、ほぼ出たと思う。
受講生の方からも「もっと続けていたい」などの評価をいただくことができた。
だが、現場での評価がやはり大事なのである。
来年、私がまた講師としてこられるように「現場に出てからがんばります」と言ってくれた受講生もいる。
涙が出るほどうれしい。
彼らの気持ちと研修の成果が、現場で評価されることを祈るばかりである。
研修に完全はあり得ない。
今年も「もっとこうしていれば・・・」「ああしていれば・・・」という反省は多々ある。
だが、それがなければ、私自身の成長もないので、しっかりと振り返りを行い、具体的なアクションを考えておきたい。
研修で、受講生が繰り返したように、私もPDCAサイクルを毎年回し続けている。
来年のことはまだ分からない。
だからこそ、よりよい研修ができるように、私自身も成長しておきたい。