知ってもらう難しさ

私の研修の評価は、自分でいうのもおかしいが、それほど悪くはないと思う。

きつい、しんどい、という声はしょっちゅういただくが、だからやめたい、というのは聞かない。
今までの研修とは違った、今までで一番良かった、時間があっという間にたってしまった、明日からかわっていきたい、楽しかった、などの感想もいただける。

もちろん、改善の提案もいただく。

例えば、話をする時にポケットに手をいれていない方がいいと思います、だったり、もっと細かく教えて欲しかった、だったりである。
技術講習などでは、たまに、技術に詳しい人から「もっと勉強してください」と言われることもある。

「勉強してください」については間違いなく私の努力不足である。技術と言っても方向が違えば使わないこともたくさんあり、すべてを知っているのは不可能ではあるが、できるだけの努力はしなければならない。

細かいことは意識して説明していない部分もあるし、ポケットに手をいれて話すのも、意識的に行っている行動なので、そういうのは、受け取られ方に気をつけようと思う。

あ、あと、飲食に関する制限をしたほうがいいのでは?などという意見もあった。

このように、さまざまな細かい指摘はあるが、進め方の根本についての不満はほとんどいただいたことがないと感じている。

新人研修では、終了時に「もっと続けていたい」という声もよくいただくし、ヒューマンスキル研修などでは、また受けたいとも言ってもいただける。

だが、なかなか広められない。

私自身は根っからの技術屋であり、講師についても技術職だと思って取り組んでいる。
だから、技術者がスキルを磨くように、講師としてのスキルを磨きたいと思っている。

だが、講師だけできても商売にならないので、営業とか、プロデュースということについても、勉強しているつもりではあるが、なかなか講師業そのもののようには、思うようにいかない。

餅は餅屋なのだろうが、そうとばかりも言っていられないので、何とか広められるように頑張っていきたい。

中身のないものは売れないし、売りたくもないので、研修の質を高める努力を続けながら、ではあるが。

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