ここのところ、異業種交流会に何件か出席さていただき、多くの人と知り合うチャンスをいただいている。
さまざまな人と会い、話を伺い、気付かされることが多い。
その中で身に染みて感じさせられるのは「知っていてもできないことが多すぎる!」である。
例えば「話を聴く」であるが、まず聴くことがコミュニケーションの出発点である、と口が酸っぱくなるほど研修では言っているのにもかかわらず、人と会うときにはついつい話しすぎてしまう。
ある方から「余裕がないからではないか?」との指摘をいただいたが、その通りであるとしても、できていないことには違いがない。
IBMが、製品がすばらしいから大きくなったわけではなく、営業力で大きくなった会社だ、という話もよくするものであるが、営業的なスキルの低さにも気付かされる。
自社のホームページの技術的な不備も、これまで数も分からないほどホームページを作る仕事をしてきたのにも関わらず、である。
これらは「知っている」のだが「できないこと」「できていないこと」だ。
「知っている」が「できる」になって初めて私自身の成長、変化になる。
気付くだけではだめだ。
知っているだけではだめだ。
「できる」になるまで訓練が必要だ。
全てができるようになると思ってはいない。
だが、できるようになりたいと思えば、できるようになる努力をするしかないのだ。
まだまだやらなければならないことが多いことに改めて気付かされたのが、異業種交流会に出たことの、1つの大きな成果である。
井の中の蛙になってしまってはいけない。