Archive for 2017年1月14日

Takanori

レベル分けグループについて

技術系の新人研修などでは、よく「レベル別のグルーピング」が行われる。
開始時、もしくは適宜テストなどによりレベル分けをして、レベル毎にグルーピングをするのだ。

新人研修などでも、お客さんから「レベル別のグルーピングをしてほしい」という依頼を受けることがある。
理由をうかがうと「みんながやる気になるから。」というような理由であることが多い。

今回はこの「レベル別のグルーピング」について考えてみたい。
「レベル別のグルーピング」を行う理由は次のようなものだろう。

1つには、グループ内部での情報交換をしやすくなることがあげられる。
似たようなレベルのメンバーがいることで、教え合ったり、一緒に考えたりしやすくなることが期待できる。

また、よりレベルの高いグループになりたいために、モチベーションが高まることも理由の1つだろう。
特に上位レベルのグループにはそのような傾向が見られることが多い。

一般的には、これらがレベル別のグルーピングを行うメリットととらえられるだろう。
では、デメリットはどんなものがあるのだろうか。
・下位レベルのグループのモチベーションが上がらないことがある。

下位レベルのグループには「どうせやっても上には行けない」という気持ちになりがちである。
上位グループの進み方が早くなることも多く、上位に上がることはなかなかむずかしいために、特にレベルの低い人が「どうせだめなんだ」と思うことが多くなる。

・評価基準が「技術スキル」のみになりがち。

上位グループにいることが「善」となり、他の要素が評価されづらくなる。
技術スキル以外に何か問題があったとしても「技術スキルがあるからいいだろう」という判断を自他共にしがちになる。

・レベルが異なるグループ間に隙間ができることがある。

上位グループと下位グループの間だけでなく、それぞれのグループ内の上位と下位でも心理的な隙間ができることがある。
技術スキルのみに従った「階級」ができてしまう、とでも言えばよいだろうか。
チーム一丸となって、という形にはなりにくい。
これらに加えて、実は、最初にメリットのように書いた「グループ内の情報交換」、「モチベーションの向上」ももう少し分析する必要がある。
「グループ内の情報交換」だが、教えることにより自分のレベルが下がることは避けたい心理が当然のように働く。
教えているようだけど親身になっては教えていない、もしくは、教えない、という状態になることがある。
それぞれのグループの中でも上位レベルのメンバーだけが話し合っている、というシーンができたりする。
結果として、チームの成果、という発想が芽生えないために、せっかくの学び合いのチャンスをなくしてしまうことになる。

「モチベーションの向上」は見られるのだが、それは「下のレベルに落ちたくない」「上のレベルに行かないと不利だ」という心理がベースのモチベーションになりがちである。
これは、例えば、頭に銃を突きつけられて「やらないと撃つぞ」と言われているのと同じ種類の外的モチベーションになる。
「やりたい」「できるようになりたい」という内的モチベーションではないために、レベル別のグループ、というモチベーションの源がなくなった段階でモチベーションもなくなってしまう。
そのため、研修後のモチベーションの継続が難しくなる可能性が高い。
新人研修で目指す成果のうち、「チームで働くスキル」の習得というのは大きなウェイトを占めると私は考えている。

チームで働くには、メンバーのよいところを認め合う、という要素が欠かせないのだが、レベル分けをしたグループによる研修では評価基準が技術スキルに偏りやすく、技術スキルは高くないがリーダーシップが高い、というような評価がなされにくくなる。
ムードメーカーと呼ばれる人は基本となるコミュニケーションスキルが高いことが多いが、このようなスキルも評価対象になりにくい。
実際のところ、技術スキルは業務で触れていく中で自然に伸びていくが、チームで働く意識を現場で身につけ訓練することはなかなか難しい。
だからこそ、新人研修ではチームで働くスキルを身につけさせる必要があると考えている。
これらの理由から、私が新人研修の講師をするときには「レベル別のグルーピング」は行っていない。
レベル別のグルーピングを行うことで、新人研修で身につけてもらうべきチームで働くスキルを身につけてもらうことや、研修終了後のモチベーションにつなげることが難しくなるからだ。
レベル別のグルーピング以外に、モチベーションを上げて技術スキルを高め、加えてチームで働くスキルを身につけてもらう方法を使えばよい。

その方法とは、簡単にいえば、個の成果からチームの成果に評価基準を切り替えることである。

具体的な進め方については、また後ほど書いてみようと思う。

Takanori

健康大事

2016年11月の後半から一ヶ月半ほど、頭痛に悩まされてきた。

後頭部の刺すような痛み、前頭部の重い痛みなどいろいろな痛みが出て、ひどいときには身体の向きを変えることさえためらわれた。

下に落ちているものを拾うためにかがめば痛むし、寝ている状態から立ち上がっても痛むし、逆に横になるときにも痛む。
笑っても、トイレで力んでも痛むし、咳やくしゃみなど論外である。

結局、こんな状態で1ヶ月半ほど過ごした。
痛み始めた当初、治したいので病院に行ってCTを取るところからはじめた。
頭蓋骨の中の問題だと、下手すると死んでしまうのでまずは調べてもらったのだが、特に異常はない、とのことだった。

次に、整体に行って首の周りを見てもらったのだが、施術してもらっても、状態に変化は感じられるものの、痛みがなくなるわけではなかった。

そんな中でも仕事の打ち合わせなどに行っていたのだが、あるとき打ち合わせに参加された方から「顎関節症なのではないか?」という指摘をいただいた。
その方の奥様が、やはり頭痛などで悩んでいて、いろいろ調べた末に顎関節症が原因であると分かった、とのことだった。

「顎関節症ではないか」という指摘をいただいたときに、なるほど、と思った。

なぜかはよく分からないのだが、頭痛が起きている場所が問題ではない、それ以外の部分に問題があるのだ、と強く感じられたのだ。

それからは、歯医者に行ってかみ合わせを見てもらったり、アレクサンダー・テクニークという身体の使い方を調べたり、顎関節症の矯正、身体全体の矯正などに行ったり、普段の姿勢をよくすることに心がけたり、関連すると思われる部位のストレッチを心がけたりした。

また、プチ断食を行って食事の量を減らし、体重も5Kgほど減らした。
どれが功を奏したのかは分からないが、今年に入って、急に楽になる日が出てきた。
それまでは痛みが怖くて歩く程度の運動もしたくなかったのだが、1月3日には歩く気になって、買い物のついでに1時間半ほど歩いてみた。

すると、なにかモードが変わったように楽になった。
まだ、少し痛みが出るときはあるのだが、今までとは全く違う。
本当に治ったのかどうかはしばらく様子を見なければわからないが、なんとなく大丈夫な気がする。
頭痛が原因で、1ヶ月半ほど自分の身体と習慣に向き合った結果、姿勢、食生活、習慣などなど、気をつけなければならないことがたくさん見えてきた。
ダイエットは続けなければならないし、正しい姿勢を維持するための筋力も鍛えなければならない。
食生活、運動習慣も変える必要がある。
ストレッチの習慣化も大切だろう。
頭痛はつらい経験だったが、自分を見つめ直すいいきっかけになった。

健康オタクにはならないと思うが、自分自身の身体を見つめる機会を増やしていこうと思う。
そして、自分自身の身体を維持するためのトレーニングも意識的に行い習慣化していきたい。