Archive for 2015年6月29日

Takanori

暗殺教室

私は本を読んだり、アニメを見たり映画を見たり漫画を読んだりするのが好きである。
特にどんな分野といわずにさまざまなものを見たり読んだりする。

その中に「暗殺教室」という作品がある。
漫画であり、アニメ化もされている作品である。
まだ見ていないが、実写映画もあるらしい。

ご存じない方はWikipediaなどで調べてみたいただきたいが、マッハ20で移動し地球を破壊するほどの力を持った生物が中学校の教師として赴任し、落ちこぼれと見なされる生徒を教育していき、生徒はその生物を暗殺することが任務、というこれだけの説明ではなんのことやら、という内容である。

だが、その中で語られる教育に関する発言は示唆に富み、読んでいても「上手い表現をするなぁ」というのが随所に見られる。

例えば、以下のようなセリフだ。

「どんな人間にも、殻を破って大きく成長できるチャンスが何度かあります。
しかし1人ではそのチャンスを活かし切れない。
集中力を引き出すような強敵や、経験を分かつ仲間達に恵まれないと。
だから私は用意できる教師でありたい。
生徒の成長の瞬間を見逃さず、高い壁を、良い仲間を、すぐに揃えてあげたいのです。」

殺し屋たちと渡り合う生徒達を見ながらの、教師としてのセリフである。

これなどは、そのまま私がIT系のプロジェクト演習などで目指していることだ。
これらの方針、方法は漫画の中だけで有効な絵空事ではない。
実際の学びの場でもきちんと効果があることなのだ。
ドラゴン桜などでもそうだったが、さまざまな作品の中に、さまざまなヒントや示唆、素晴らしい表現がある。

研修講師という仕事柄だとは思うが、それらの言葉や行われていることに対してはとても敏感になる。
ちなみに暗殺教室を見て思うのは、私が目指していることがそのまま描かれているということである。

・教師は一人一人にあった教育をしなければならない。
・教師は教えるべき内容をきちんと学ばなければならない。
・人を育てるということは、勉強の結果だけを求めることではない。
・教師は生徒を守らなければならない。
などなど。
残念ながら私はマッハ20で動けるわけでも、殺せんせー(教師として赴任している生物の呼び方)のような超人的な力を持っているわけでもない。

だが、同じようなことを目指して努力を続けることはできるだろう。
しかし、漫画を書いている作者の方がなぜこのようなことを書けるのか、考えられるのかにはとても興味がある。
もし機会があればぜひお話をうかがってみたいものである。

Takanori

2015年度の新人研修一区切り

今年の新人研修期間は、2月最初からの講師育成、4月からの新人研修であった。
今年は講師育成研修と、3件の新人研修に参加させていただくことができたが、ようやく終わりが見えてきた。

2月から2ヶ月感の講師育成では、多くの方と知り合うことができ、多くの気づきと感動をいただいた。
私自身の力の至らなさから、まだまだ足りないと思う部分もあったが、与えられた条件の中で、今の私の力量で考えられることはできたように思っている。

4月の上旬にあった新入社員向けのコミュニケーション研修(IT系の会社における新人研修の一部)では、かなり詰め込みではあったが、それなりに意味のある研修を実施できたのではないかと感じている。

4月の中旬からのIT系の技術研修においては、ほぼ40日間という長期研修だが、期待される最善の結果が出たかと言えばできていないのだが、それでもそれなりの気づきを学びのある研修にはなったかと思う。

今年は初の試みとして、私が直接参加しない研修の講師におけるサポートという、新人研修への参加もあった。
現場で講師をしていただける方に対して、私の講師スキルをお伝えする研修を実施した後に現場に行っていただき、その後、毎日の研修においてアドバイスをさせていただく形でのサポートである。
なかなか全てを伝える、コントロールをする、というのは難しく、現場の講師の方に多くを委ねる形ではあったが、初めての体験というのはいろんなことを教えてくれている。

それぞれに手ごたえは会ったとはいえ、やはり反省すべき点、より工夫すべき点はたくさんある。
今後に向けて1つ1つを検証し改善すべき点を洗い出し、可能性を考えていく必要がある。

とはいえ、とりあえずは、ここまでの研修シーズンをなんとか乗り切ることができたことを、研修を受けてくださった各クライアントの人事担当の方、仕事を紹介してくださった研修会社の方、受けてくださった受講生の方、なんとかここまで来られた運と縁に感謝したい。

これからはまた各種の営業にまわることになる。

研修講師としては厳しい時期が始まる。
だが、教育を取り巻く空気がこれまでとは変わりつつあることを肌で感じる。

経営者向けの雑誌において「教えないで教える研修」について書かせていただいたこと。
http://www.seiwakai.com/senkenback/20150401.html

今までの技術研修の限界を感じ、「とんがった研修」という形で依頼をしてきていただいたクライアント様が折られたこと。

新入社員につくメンターに対してのコーチング研修の依頼があったこと。

これらから「これまでとは違う、人の力を引き出す教育を求めている人が増えている」という感じを強く持つ。
恐らく数年のうちに、教える教育から育てる教育への大きな転換点が来るだろうと思う。

その流れを引き起こすための活動をこれからも続けていきたい。
そのためには、きちんと話せるだけの理論と実績を私が積み上げていくことが一つの方法であるのは間違いない。

がんばっていきたい。