Archive for 2014年10月21日

Takanori

思うは招く

前回のブログの記事で植松努さんのビデオの話をした。

そこでは、可能性や自信を奪う言葉があることが、伝わる言葉によって伝えられている。
そしてもう一つ「思うは招く」という言葉も語られている。
私の仕事は研修講師である。

私の研修スタイルは「これまでの形」とは違う。

具体的には、以下のような点が異なる。

・技術研修であってもグループワークと課題により進め、座学は極力減らす。
・理論を伝えるよりも気づきによる理解を優先する。
・カリキュラムを受講生の理解などにより組み替えつつ進める。
・説明ができることは前提としつつも、できるだけ講師が話さないようにする。
・答えを伝えることはせず、受講生の言葉で講義を行う。

などなど、である。
間違いなく効果はある。

それは私が実際に目にしているから間違いない。

与えられたカリキュラムで実施する技術研修では学習効率は倍ほどになるので、空いた時間にはもとのカリキュラム以外の内容を追加することができる。

ヒューマンスキル研修でも、休み時間がないことに気付かないほど集中して考えてくれ、行動に変化が起きるようになっていく。
だが、これまでと違う研修、ということは、これまでの研修をしてきた講師や研修会社には受け入れられにくい。さらに、その効果を知らないクライアントにも理解してもらうことは難しいということである。

受講して体験した人が自分の状態を指して「不思議」と言うことが多いのだから、理解してもらうことがどれほど難しいのかは想像していただけるだろう。
これまでの延長ではなく、それこそ立脚する場所が違うのだから、しかたがないのかもしれない。
しかし、このような研修や学習の場のあり方は、これから先、必ず普及し定着していく。

既にあちこちに萌芽は見られる。
学校教育の現場でも、企業研修の現場でも、である。
コストの面からも、効果の面からもこのような研修が普及しない理由はない。

目先の利く人はそのような研修を受講するようになるだろうし、研修会社も競ってそのような研修を提供しようとするに違いない。
動き始めれば雪崩のような変化が見られるだろう、と思っている。
だが、今はまだまだ夜明け前である。
私の研修を受けていただいた方からは「長谷川さんは稼いでいるんでしょうね。」などと言われることもある。
それは私の実施した研修の効果を評価していただいてのことなのだと思うが、現実は全くそんなことはない。

まったく逆である。
青息吐息もいいところで、どうやって仕事を確保しようか、生きていこうか、常に胃が痛くなるほど悩んでいる。
文字通り、切羽詰まっている、というのが本当のところだ。
いくらでも頭を下げるから、安くてもいいから仕事と機会をください、と思う。
昨日、テレビを見ていたら漁師の方が思うように鯛が獲れるまでに30年かかった、という話が流れていた。
30年間、悩み工夫し粘ったそうである。
そして、奥さんがその漁師さんにかけ続けた言葉が 「夜明け前が一番暗いのよ」 だそうだ。

今はまだ、理解してもらうことも広めることも難しい。
だがやっていることに間違いはない、ということには確信がある。

だから、情報発信をすること、そして、いただける研修の機会に感謝をしながら全力を注ぐこと。
これを歯を食いしばりながら続けて行きたいと思う。
「思うは招く」
この言葉を信じて思い続けよう。

「一番暗いのは夜明け前だから」
じきに夜明けが来ることを信じつつ続けよう。
そう遠くない先にある、夜が明けた世界を想像しながら。

Takanori

伝わる言葉と「どーせむり」

facebook でもシェアをしたのだが、植松努さんのビデオが素晴らしい。

ご自身の経験を元に、夢を持つこと、夢を潰されること、夢を育てること、夢を実現すること、を自分の言葉で、とても心を込めて語られている。

子供の自信をなくさせ、可能性を狭めること。
それはしごく簡単なことなのだ。

「どーせむり」を繰り返すだけでよい。

それがとても分かりやすく、感情を抑えつつ、心を込めて話されている。

ぜひ、他の人の可能性を殺している人に、これを見て欲しい。
私は伝え方の研修を行っている。
そこでは、間を開ける、ゆっくり話す、などというテクニック的な事を伝えることも多い。

だが、本当の「伝わる言葉」はそんなテクニックで決まるものではない。

本当に「伝わる言葉」は「伝えたい言葉」なのだ。
植松さんの話は、まさしく「伝わる言葉」だ。
ぜひ、聞いていただきたい。

Takanori

ウガンダからの手紙

先日、ブログにウガンダで研修事業を立ち上げている方からコメントをいただいた。

研修の作り方において、このブログや「新人研修物語」を参考にしていただいている、とのことであった。

その方とは、ブログに返信させていただき、メールのやりとりをして、スカイプでお話をさせていただいた。

ウガンダの現状、教育の問題など多くのお話を聞きながら、私の経験から提案できることをお伝えさせていただいたのだが、とてもとても楽しい経験であった。

正直、ウガンダという国も、アフリカの現状も私はよくは知らない。
ニュースで流れていることぐらいはおおよそ知ってはいるが、現地で感じることとは違うであろう。
だから、その中にいる方から、現地の状況をうかがうことはとても楽しい。

研修の仕事にはわくわくがある。

新人研修では、終わって現場に行く時に、この新入社員の人達がどれぐらい成長してくれているか、とドキドキするし、わくわくする。

講師育成研修を始めるときには、どれだけたくさんの仲間が作れるか、講師という仕事の楽しさを伝えられるかに、わくわくする。

そして、今回は、著名なコンサルティング会社におられた方から興味を持っていただけたことと、ウガンダという国が発展する一助を担えるかもしれない可能性にわくわくした。

教育というのは素晴らしいものだ。
人と組織、そして国までも良い方向に向かわせることができる可能性を持っている。

自分の仕事にもそうであるが、ウガンダで奮闘している方のためにも、より学びたい。
より学んで、より良い学びの場を提供できるように、またそのノウハウも提供できるようになりたい。
自分のしていることが、人の、組織の、国の成長に役に立つかもしれない。

なんと素晴らしいことではないか。
日本でも、国外でも、まだまだ参加型、グループワーク型の学びの形を知らないところは多い。
今まで何度も研修を受けてきているはずの方でさえ、こんな研修は初めて、と言われたりすることがある。

もっともっと知ってもらいたい。

洗脳などの手段に頼らなくても、意識を変革できる方法があることを。
意識を変革し、内的モチベーションとして継続できる方法があることを。
教えるよりも、効果的に学んでもらう方法があることを。
そして、定着させるための効果的な手順もあることを。
これからもさまざまな研修に携わり、経験を積み、知ってもらうことを続けていきたい。

Takanori

蒸気機関車と電車

蒸気機関が発明、実用化されて産業革命が起き、世界が変わった。

蒸気機関車の時代が長く続いたが、送電網を初めとする電化のインフラが整備され、電車に変わっていった。
その際に、新しい技術になじめず蒸気機関にこだわった会社や技術者はそこで行く手を阻まれただろう。

物事には大きな変化が訪れるときがある。

蒸気機関車から電気機関車への転換もそうだし、歯車式の計算機から、リレー、真空管、トランジスタと移り変わってきた計算機の歴史もそうである。
その他にも探せばたくさんあることだろう。

そして転換するときには、必ず何らかの抵抗がある。
その技術でずっと生きてきた技術者や、新しいものになじめない人達が、移り変わることを受け入れられないからだ。

それまで何年何年も長い年月をかけて蓄積してきた知識、磨いてきた技術が役に立たなくなってしまうのだから、あたりまえだろう。
だが、抵抗しても無駄である。
蒸気機関車が電車に取って代わられたように、歯車式の計算機が電気式の、また電子式の計算機に変わってしまったように、物事は変わるべくして変わっていく。

しなければならないのは、一刻も早く、その新しい技術に取り組み自分のものにすることだろう。
蒸気機関車の技術者は、列車の基本的な知識はある。
物理的な知識、材料に対する知識などもあるだろう。

それを活かして、新しい技術に取り組めば、より有利に学ぶことができるに違いない。
だから、移り変わることを拒むのはもったいないことだ。
研修を含む教育の世界でも大きな「移り変わり」が始まっている。

以前は誰もが疑うことをしなかった、講師が説明をし受講生が眠気をこらえてノートを取る、というような勉強の形が既に否定され始めている。
移り変わっていく先は、参加型の教育であり、モチベーションを高めて自主的な学習をうながす教育である。

この流れは、もう止まらない。
だが、研修の世界では、まだまだ蒸気機関車が走っている。
未だに蒸気機関車しか見たことがない人も多い。
そして、走り始めた電車から目をそらしている人もいる。

一方で、走り始めた電車にいち早く乗り始めている人がいる。

移り変わりが顕著になった段階で、きっと大きな差が出るだろう。
蒸気機関車も電車も、レールの上を鉄の車輪で走る、という意味では同じだ。
箱が連なっているという意味でも同じ。
運転以外の車内の運用も同じ。

駆動する力だけが違うのだ。
ぜひ、今までの研修しか知らない人に、これからの時代の「参加型、自主的な学習」をベースにした研修に「移り変わって」もらいたいと、心から願っている。

しがみついても乗り遅れるだけなのだから。

Takanori

営業アウトソーシングはじめました!

前々回のブログで書いたように、営業アウトソーシングの開始を決めて準備を進めてきましたが、やっと最低限の資料をそろえることができました。

まだ、荒削りですが、以下のページから資料をダウンロードして、ぜひご覧ください。

http://technosense.co.jp/outsource/index.html
今回の営業アウトソーシングプロジェクトは、実際に効果のある研修を求められているお客様、仕事を探すのに苦労している当社、そしてお客様をご紹介してくださる方、とみんながWin-Winの関係になれるものだと考えています。

当社は、100人規模の研修を毎日回すような会社ではありません。
最低1人からでも需要があれば研修を行う、非常に小さな会社です。
ですが、研修の質には自信があります。

それは、これまでいただいたお客様の感想からも読み取っていただけることでしょうし、ご縁のあった会社さんからは繰り返しリピートオーダーをいただいています。

当社では、お客様のご要望を可能な限り受け取り、最新の教育理論と手法に照らし合わせて、必要なカリキュラムを組み上げ、効果的に実施します。
もし、義務的に実施している研修があれば、一度当社にご相談ください。
活きた研修をご提案します。

人材育成に悩んでいるお客様がおられたら、ご相談ください。
問題点の分析をお手伝いし、効果的な教育プランをご提示します。
当社は研修会社ではありません。
研修をすることが目的ではないのです。

人を育て、人を活かし、組織を、そして日本をよくすることが目的の会社です。
ですから、手持ちのカリキュラムを押しつけることはしません。
本当に必要な、効果が表れる教育を常に考えていきます。

本当に? と疑われる方には、お試し研修も用意しました。
人件費のみで、手抜きのない本番と同じ手順で用意した研修を実施させていただきます。
ぜひ、本記事のシェア、リツイートをお願いします。
シェア、リツイートしてくださった方を含め、ご覧になった方、全ての方からのご紹介を受け付けます。

ただ、前述の通り小さい会社です。
研修実施のキャパシティには限界があります。
手が足りなくなれば、お断りせざるを得なくなる場合もあるかもしれません。

もし可能ならば早めのご連絡をお願いします。