Takanori

挑戦

今年まで4年にわたり(実際にはその前もあるので5回)実施してきた講師育成であるが、来年は自社主導でやるので、という連絡をいただき、担当しないことになった。
研修の講師という仕事は特殊な仕事で、教える内容から教え方まで、担当する講師に依存することが多い。
違う言い方をすると、たとえ同じカリキュラムであっても、担当講師が変われば、研修の内容が変わってしまう、ということである。
だから、講師の側の都合で、評価をいただいている研修を断る、というのは迷惑をかける行為になり得る。
そのため、継続の依頼を断らないのは、講師側からの「継続の義務」だと考えている。
新人研修でも、基本的にリピートをいただけることが多いのだが、社内政治の問題(グループ内の研修会社の利用、同じ研修会社を3年以上続けないというルール)、採用の問題(新規採用無し)などにより途切れることがある。
これまでも、それらの「途切れた時」が、新しいことを取り入れたり、チャレンジしたりするチャンスになってきた。
講師育成では、私の作ったコンテンツ、カリキュラムに基づき運用を実施し、導入、意識の変革、誘導、訓練とそれらに立ち向かうモチベーションの向上と維持、気付きを生むためのワークとその実施、つどつどのコメントの精度と全体に対する観察などなど、私の持てる講師スキルとノウハウを総動員して実施してきた。
その結果、研修を受けた人、研修を受けた人の所属組織からもそれなりの評価をいただいてきたと思っているし、外部から管理職研修として講師育成を受けさせたい、という要望が出てきていたという噂も聞いた。
もともと、講師スキルの多くは管理職スキルとかぶるので、それを実践的に訓練できる研修は、間違いなく、管理職研修としても有効であろう。
今回、講師育成から外れるというのは、それらを「社内のコンテンツにしたいから」という理由で私の関与をなくして研修会社独自で行う、ということであり、私の「継続の義務」がなくなったことになる。
つまり、コンテンツ、ノウハウ、伝えるべき内容、方法論のすべては私の手元にあり、私自身はどこでもそれを実施できる自由を得たのだ。
実施のための方法論も確立できているので、繰り返して実施することもできるし、今年の研修以降に新しく学んだ要素も加え、より精度の高い学びも実現できるだろう。
継続は鍛錬の時だ。
これまでの4年の講師育成の中でも多くのことを学んだ。
そして、変化はチャレンジの時である。
これまでの講師育成が途切れるこの機会を活かして、次のステップを考えたい。

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